ウレタンフォーム
私たちの生活の中に、さまざまな形で活用されているウレタンフォーム。
その幅広い特徴と用途を中心にご紹介します。
汎用フォーム
主な種類
[品名]SB
食器洗い用スポンジ、梱包用土木用緩衝材、家具、寝具(マットレス)、インテリア、クッション材、水取用スポンジ、防水材・防音材など、ごく一般の生活用品に多く活用されています。
- 密度
- 16.0±1.3
- 硬さ
- 95±20
[品名]HB
クッション、業務用座布団、寝具(マットレス)、インテリア、クッション材、産業用資材、業務用家具(チェーン店、飲食店)、アミューズメント用具。
- 密度
- 20.0±1.6
- 硬さ
- 115±22
[品名]OS
素材はソフトタッチで、主にソファ、別注家具などの背中部分に使われます。
- 密度
- 22.0±1.8
- 硬さ
- 90±19
[品名]SPG
高級家具、土木用緩衝材、産業資材 他。
- 密度
- 25.0±2.0
- 硬さ
- 160±26
[品名]JD
高級家具、ラバータッチ業務用別注家具、治療用エステベッド、治療用用具 他。
ヘタリにくく、耐久性があります。
- 密度
- 30.0±2.4
- 硬さ
- 130±23
[品名]GFD
高級家具、高反発業務用別注家具 他。
ヘタリにくく、耐久性に優れています。
- 密度
- 37.0±3.0
- 硬さ
- 140±24
特殊フォーム
熱融着
生地とのラミネート用
- 素材品名
- BF、BA 他
- 用途
- インテリア、雑貨、車両関係 他
低燃焼
難燃性ウレタン MVSS
- 素材品名
- NA、NF 他
- 用途
- 車両用 他
海綿状
- 密度
- 20
- 硬さ
- 110
- 素材品名
- QR、QQ 他
- 用途
- 食器洗い、洗浄用 他 ※抗菌タイプもあります
親水性
- 密度
- 12.0±2.2
- 硬さ
- 55±16
- 素材品名
- IM、JM 他
- 用途
- 農業用(カイワレ他)、運動場、グランドの水取りに最適
半硬質
- 密度
- 54.0±4.3
- 硬さ
- 500±60
- 素材品名
- ZP
- 用途
- 治療用ベッドの部品、枕、特殊部品、産業用資材 他
無膜フォーム
[品名]TB-QG
- 密度
- 26.0±2.1
- 硬さ
- 95±25
[品名]TB-QA
- 密度
- 26.0±2.1
- 硬さ
- 85±24
[品名]TB-QJG
- 密度
- 30.0±2.4
- 硬さ
- 210±36
[品名]TB-QJH
- 密度
- 30.0±2.4
- 硬さ
- 150±30
[品名]TB-RZO
- 密度
- 50.0±4.0
- 硬さ
- –
[品名]TB-RGS
- 密度
- 60.0±4.8
- 硬さ
- 50±20-
基礎物性試験法
昭和28年 | 試験片(㎜) | 測定方法 | 算出法 |
---|---|---|---|
密度JIS K72222 |
50×250×250 | 試験片の重量及び寸法を測定し、算出。 | 密度(㎏/㎥)=試験片の重量(g)/試験片の体積(㎣)×10(6乗) |
硬さJIS K6400-2 |
50×380×380 | 5N荷重時の厚みを元厚として、75%圧縮後再度、元厚の25%まで圧縮して、20秒後の荷重(N)を測定。 | – |
反発弾性率JIS K6400-3 |
50×250×250 | 試験片上500㎜の距離から鋼球を落下し、最高反発距離を測定。 | 反発性(%)=反発距離(㎜)/ 落下距離(㎜)×100 |
圧縮残留性JIS K6400-4 |
25×50×50 | 元厚の50%を圧縮した状態で、70±1℃ 22hrs保持し、開放後の厚みを測定。元厚との厚み変化率を求める。 | 圧縮残留率(%)=t0-t1/t0×100 t0=初めの試験片の厚さ(㎜) t1=試験後の試験片の厚さ(㎜) |
繰返圧縮残留率JIS K6400-4 |
50×100×100 | 60±1回/分の速度で、元厚の50%を80,000回連続して圧縮し、開放後30分後の厚さを測定。元厚との厚み変化率を求める。 | 繰返圧縮残留率(%) =t0-t1/t0×100 t0=初めの試験片の厚さ(㎜) t1=試験後の試験片の厚さ(㎜) |
引張強さ伸びJIS K6400-5 |
ダンベル2号10m/m厚み | 500±50㎜/分の速さで試験片を引張り、切断時の荷重及び標準間距離を求める。 | 1. 引張強さ(kPa) =切断時の荷重(N)/試験間の断面積(㎠) 2.伸び(%)=L0-L1/L0×100 L1=切断時の標準間距離(㎜) L0=標準間距離40(㎜) |